今回の記事は、他人から笑われるのが怖い人への私からのエールです。
他人から笑われる部分にこそ、自分らしさや大きな価値があることを伝えていきます。
そしてエールに加えて僭越ながら少しだけアドバイスも書きたいと思います。
他人から笑われるのが怖いと感じている人は、ぜひご一読いただければ嬉しいです。
人生では自分の行動を笑われることがある
人生の中で、自分の行動や挑戦を他人から笑われたり、馬鹿にされたりすることが時々あると思います。
特に子供は視野が狭く、自分の価値観だけで物事を判断することが多いので、学生時代に他人から笑われる経験をした人も多かったのではないでしょうか。
私自身もこれまでの人生でそういう経験がありました。
中学生や高校生の頃、ボタンを外すなど制服を少し着崩すのが流行っていましたが、私は興味がなく一切そういうことをせずにキッチリ制服を着ていました。
そのような姿勢に対して「堅苦しい」「真面目かよw」と馬鹿にしたり、笑ったりしてくる人が一定数おり、内心傷付いていました。
他の例として、私のいとこは大学卒業後に就職せずバイトをしながら本格的にバンド活動をしていたのですが、祖父母からは「一体何を考えているんだ」と馬鹿にされていました。
世の中の事例としては、有名サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド選手が来日した時に、たどたどしいながらも頑張ってポルトガル語で質問した少年を、会場にいた人達が笑ったというものが挙げられます。
(この時はロナウド選手が「なぜ笑うんだい?」とフォローしていました)
皆さんの場合もそれぞれ、他人から笑われた嫌な思い出があるかもしれません。
人を笑うのは日本の「恥の文化」が影響している
そういった他人から笑われ、馬鹿にされる経験をしても動じずに自分の意志を、わが道を貫けるほど強い人はそんなに多くないと思います。
以前の記事でも似たようなことを書きましたが、特に日本は「恥の文化」が根強いため、他人から笑われることは「恥」であると捉え、笑われる対象になるような行為を避ける傾向がある…
そう私は感じています。
逆の見方をすれば、日本は恥の文化が強いために、多数派の価値観から見れば変わった行動をしている人を「恥ずかしい人だ」と見なし、笑ったり馬鹿にしたりするのだとも言えます。
実際、自分の行動や挑戦を他人に笑われてしまったことで
「笑われるくらいならやっぱりやめておこう」
「笑われるということは、私の考え方が間違っているのかな」
と、自分の意思や価値観を捻じ曲げてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
私自身にも不本意ながらそんな経験があります。
笑われる挑戦にこそ、価値がある
ですが、そんな他人からの嘲笑に負けないでほしい。
自分の軸を、信念を、笑われたからといって簡単に曲げないでほしい。
それが私からのメッセージです。
そもそも他人から笑われるということは、自分の考えや行動が笑った人の価値観からは外れているということ。
もっと言えば、世間の一般的な価値観とは異なっているということを意味します。
…上等だ!最高じゃないか!
そういった笑われるような部分にこそ、強力な自分らしさやオリジナリティがあり、大きな価値が秘められている。
他の誰にも生み出せないものを、あなたが創造できる可能性がある。
笑われたから辞めたり、隠したり、撤回したりするのではなく、逆に笑われたからこそその価値観を大事に貫き通してほしいのです。
一方、他人に笑われずにすんなり受け入れてもらえる行動や挑戦は、大多数の人の価値観に沿っているありふれたものだと言えます。
そんなありふれた行動や挑戦、面白くも何ともない!
人の心を動かし、揺さぶり、感動させるなんてことはできやしない。
仕事の面では、革新的で人々が驚く製品やビジネスを生み出すことは難しい。
そう私は思っています。
他人から笑われない行動を心掛けて無難な道を歩むのか。
笑われてでも自分らしいチャレンジをして独創的な道を歩むのか。
ぜひ皆さんには後者を選んでほしいです。
笑われることを恐れずに挑戦するには?
とはいえ、進んで人から笑われたい人は誰もいません。
馬鹿にされれば嫌な気持ちになるのは至極当然のことです。
その点を踏まえた上で、ではどうやって笑われることを恐れずに、自分のやりたい行動や挑戦をしていけば良いのか?
その対策として、私が推奨するのは
「これは自分が絶対にやりたい挑戦だけど他人に笑われそう」
と予想できるもの、あるいは既に笑われた経験があるものは、周囲の人に軽々しく話したり見せたりしない
という戦略です。
元も子もないかもしれませんが、そもそも自分がやっていることを他人に知られなければ、笑われることは絶対にありません。
笑われそうな仕事の挑戦、趣味、夢、理想などは他人に言わず、人知れずに一人でじっくり粛々と取り組む。
そして大きな成果が結実する時になったら満を持して表に出せば、その時にはもう他人はあなたをあざ笑うことはできず、「賞賛」か「嫉妬」のどちらかの態度を向けるしかないでしょう。
あるいは、もし完全に孤独な挑戦は心理的に辛い…というのであれば、自分の挑戦を決して笑ったりせず、応援してくれる人にだけ話すというのも一つの選択肢です。
どの人なら応援してくれるかという見極めは難しいかもしれませんが、多くの人に笑い飛ばされてしまう挑戦であっても応援してくれる人がいれば、それは非常に心強く、大きな力となるはずです。
他人の挑戦を笑う人を大事にする必要はない
そしてこの点に関して、私は
「あなたの挑戦を笑うような人は、そもそもあなたの人生にとって必要ない人である」
と考えています。
なかなか酷な言い方かもしれませんが、本気で思っています。
短い人生の中で、一人の人間が挑戦できる回数や時間は限られています。
それなのに、他人の行動や挑戦を笑うような人と接することで、モチベーションを奪われてしまうのはあまりに勿体ないでしょう。
そんな後ろ向きな人を大事にする必要なんてないはずです。
自分の夢を決して馬鹿にすることなく、挑戦することを応援してくれる。
そんな人と深い関係を築ければ、きっと夢は近付くと思います。
私自身も、他人の独創的な夢や挑戦を
「そんなの無理に決まっている」
「できるわけがない」
と笑ったり馬鹿にすることなく、敬意を持って応援できる人間になれるよう日々努力を重ねているところです。
まとめ
以上、今回の記事では、他人から笑われるのが怖い人への私からのエールとアドバイスをお伝えしました。
他人から笑われることを恐れないでほしい。
そして他人の挑戦を笑ったり馬鹿にしたりせず、応援できる人になってほしい。
それが私からの願いです。
ぜひ恐れることなく、自分らしさを失うことなく、新たな挑戦に踏み出してください!