人生

【あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問】の本の感想

本の概要

この本には、著者のひすいこたろうさんから我々読者に向けた、「後悔のない人生を送ってほしい」というメッセージが存分に込められています。

今の状況のままなんとなく日常に流されて生きていたら、死ぬ間際に必ず後悔するでしょう、と。

そうならないために、満足して人生最期の時を迎えられるように、「後悔」「夢」「志」「本心」をそれぞれテーマにした4つの章の中で、合計27個の質問が投げかけられています。

例えば、

  • 今考えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても、深刻ですか?
  • あなたの「いつかやる」はいつですか?
  • 半年後に死ぬとしたら、今の仕事をやめる?
  • あなたの死亡記事が出ます。なんて書かれたい?

といったものです。

これら27個の質問に心から真剣に向き合い、一つ一つ自分なりの答えを出していくことで、

  • 普段はなかなか意識することのない、自分の「死」について真剣に向き合えるようになる
  • 身の回りの様々な人や物事に対し、今まで以上に感謝の心を持てるようになる
  • 自分の人生を全力で生きる覚悟が生まれる

といった結果につながり、人生の質が高まるでしょう。

この本の中で印象深かった点

実際に読んでみると分かりますが、ちょっと独特な雰囲気の文章で書かれています。

若干スピリチュアルな雰囲気が漂っているので、読む人を選ぶかもしれません。

特に、自分を成長させようという意志のない人や、何でも人のせいにするような人には合わないと思います。

その一方で、自分の人生に真剣に向き合おうとしている人、行動する意志のある人にとっては、その背中を力強く押してくれる本です!

本の途中に、太平洋戦争時に実在した藤井中尉という方のエピソードが出てきます。

この本の中で一番私の印象に残っている部分ですが、あまりにも悲しく、胸を締め付けられるようなお話です。

生きるとは、死ぬとは一体何なのか。自分は何のために生きているのか。そんなことを強烈に考えさせられます。

具体的な内容は、ぜひ実際に読んで確かめてみてください。

また、私自身を含むHSPの人は失敗が怖かったり、他人の意見の影響を受けたりして、物事に挑戦するのが苦手な人が多いかと思います。

そういう人がこの本を読み、自分がいつ死ぬか分からない、明日死ぬかもしれないと意識するようになる。

それによって、半ばショック療法的ではありますが、物事に挑戦する勇気が湧いてくるのではないでしょうか。

死を意識し恐れることで、生きている間の時間を最大限に使いたいと思うようになり、結果として行動を起こすことへの恐れや不安を弱めることができる。

そういう面でも素晴らしい本だと思います。

まとめ

今回の記事では「あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問」の本を紹介しました。

死と真剣に向き合い、今一度自分の人生を見つめ直すきっかけに最適な本です。

一度しかない人生を後悔したくない方、ぜひ読んでみてください!

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