今回の記事では、HSPの人にオススメの音楽とはどのようなものなのか、私なりの考えを述べていきます。
タイトルにある通り、私は「メロディが美しい曲」がHSPには合っていると考えています。
ただ、それだけでは漠然としているので、記事の中でより詳しく解説しました。
最後には私がHSPにオススメする曲も紹介しているので、もしよければ参考にしてみてください。
HSPは音楽に感動しやすい
HSPと音楽との関わりを考える上で、HSPが持つ「DOES」という特徴的な4つの性質が重要になってきます。
- D：Depth of Processing…深く処理をする
- O：Overstimulation…過剰に刺激を受けやすい
- E：Emotional response and empathy…全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
- S：Sensitivity to Subtleties…些細な刺激を察知する
このうち主に「O」の性質の影響で、音楽が奏でるメロディや歌声に強く心を動かされやすい。
主に「E」の性質の影響で、曲が映し出す喜び、悲しみ、怒りといった表現に感情移入しやすい。
つまりHSPは音楽に感動しやすい、そんな傾向があるようです。
そのためHSPは日常的に音楽を聴くことで心が豊かになり、精神的な充実感を高めることができると考えられます。
少し大げさかもしれませんが、音楽はHSPの人生に大きな影響を与えるほどの力があると私は信じています。
HSPにオススメな音楽のジャンルはない
自分に合った音楽を見つけ出そうとする時、よく音楽のジャンルで絞り込もうとする人がいます。
例えば以下のような分類です。
- J-POP
- ロック
- クラシック
- ジャズ
- エレクトロニカ
- ブルース
- R&B
音楽は世の中に無数に存在するので、ジャンルで絞るのはある程度合理的な考え方と言えるでしょう。
ただ、HSPにオススメの音楽はジャンルで決まるものではないと私は考えています。
HSPと一括りに言っても落ち着いた曲が好きな人、ノリのいい曲が好きな人、激しい曲が好きな人など様々いるはずです。
音楽ジャンルという観点では、HSPへの向き不向きに共通する部分はあまり無いように思います。
そこで重要になってくるのが、「ジャンルにとらわれずメロディが美しい曲を探す」という考え方です。
ジャンルに関わらず「メロディが美しい曲」がHSPにはオススメ
音楽のジャンルを問わず、美しいメロディはHSPの心を大きく揺さぶり、感動させてくれます。
繊細な感性を持つHSPであるからこそ、メロディの細やかな美しさを最大限に受け取り、味わうことができるのでしょう。
「メロディが美しい曲」をもう少し詳しく説明すると以下のような感じです。
◎楽器が奏でる音色に感情がこもっていて、心の動きや感情の起伏が丁寧に表現されている
◎ピアノやギターなどの比較的高音でメロディを奏でる楽器の音が目立っていて良く聞こえる
◎ビブラートやチョーキング（ギターの場合）など、感情を表現するような演奏テクニックを効果的に使用している
◎メロディを聞いていると心をグッとつかまれ、引き込まれる魅力がある
簡単に言うと、メロディに感情が乗っていて、聴き手の感情を揺さぶる曲です。
正直、言葉で上手く説明できない部分も多いので、自分で聴いてみて判断するのが一番なのですが…
具体的な楽器を挙げると
- ピアノ
- ギター
- バイオリン
- サックス
- 三味線
- ハーモニカ
などを中心に据えている曲が良いのではないかと思います。
これらの観点を参考に、自分にとっての「メロディが美しい曲」を探してみてください。
HSPにオススメな曲の紹介
ここからは、HSPにオススメな「メロディが美しい曲」を一つ一つ紹介していきます。
どれも私が好きな曲でもあるのでどうしても主観が入ってしまっていますが、その点はご容赦ください。
ピアノ編
『Summer』 久石譲
言わずと知れた久石譲さんの名曲。
聴いているだけで「懐かしいあの夏の光景」が思い浮かんできます。
メロディのもたらす力を感じさせる一曲です。
ギター編
『Layla』 Eric Clapton
「ギターの神様」とも呼ばれるエリック・クラプトンの代表曲です。
どこかで聞いたことがあるなぁ…と感じた人も多いのではないかと思います。
叙情的なギターの旋律がとても印象的な一曲です。
『Far Beyound The Sun』 Yngwie Malmsteen
驚異的な速弾きで有名なギタリストであるイングウェイ・マルムスティーンの曲です。
演奏の速さももちろん凄いのですが、感情を揺さぶるメロディーもとても良いです。
バイオリン編
『告白の夜』 Ayasa
5弦バイオリニストのAyasaさん。
アニソンのバイオリンカバーをたくさんYouTubeにアップしています。
この曲は本人のオリジナル曲で、とても美しい雰囲気とバイオリンのメロディです。
他にはこの『Rosenkreutz』という曲もオススメです。
和楽器編
『砂漠の子守唄』 和楽器バンド
普通のバンドでよく見られるギター・ベース・ドラムに加え、箏・尺八・津軽三味線・和太鼓を演奏するメンバーもいるバンドです。
様々な和楽器のメロディが織りなすハーモニーを味わうことができます。
楽器だけではなく、ボーカルの鈴華ゆう子さんの歌声も圧巻です。
この「千本桜」のカバーが最も有名ですね。
まとめ
以上、今回の記事では私が考える、HSPの人にオススメの音楽を解説・紹介しました。
HSPの繊細な感性には「メロディが美しい曲」がきっとよく合うはずです。
後半では私がHSPにオススメする曲を色々と紹介しましたが、これはあくまで一つの例に過ぎません。
ぜひ皆さん自身で様々な曲を聴いてみて、自分の心を揺さぶるような、自分が美しいと感じる曲を探してみてください。
きっと日々の生活が今よりも充実するでしょう！
