HSP

HSPの男性は、同性が苦手なのかもしれない

私は自分と同性である男性が昔からずっと苦手で話しづらく、異性である女性の方が接しやすいと感じながら生きてきました。

もちろん個人差はあるのですが、女性の方が自分にとって話しやすい人が多い傾向があり、不思議に思っていました。

自分がHSPであることを知ってから、「もしかして、同性が苦手であることとHSPは何か関連があるのではないか?」と考え調べてみたところ、どうもHSPは同性が苦手な傾向があるようです。

今回の記事では、「HSPの男性はなぜ同性が苦手なのか」という理由に関して、私自身の経験と色々調べた結果を踏まえた考察を解説し、またその性質をどう生かすべきかについて私の考えを述べていきます。

昔から同性である男性が苦手だった

私の経験をたどると、記憶は小学生の頃までさかのぼります。

当時、家が近かったこともあって同級生の女の子2人と一緒に、楽しく話しながら通学していました。

ですが、高学年になると先生や親の「男の子と一緒に通学するようにしましょう」という計らいで、複数の男子と通学するようになりました。

すると、どうも男の子たちの会話にうまく入ることができず、それ以降は微妙な空気感の中で男の子たちと一緒に通学していた記憶があります。

別の経験を挙げてみます。

私は高校時代は男女混合の部活に所属しており、先輩、後輩、同級生にそれぞれ男女がいました。

それなりに仲の良い部活でしたが、全体的に見て女子の方が接しやすい人が多かった印象です。

特に後輩は男子よりも女子の方が非常に話しやすく、女子の方と仲が良かった記憶があります。

また、現在私が働いている会社では若手同士の交流が比較的多く、近い部署の若手と接することも多いです。

コロナ禍になる前は若手の飲み会や旅行、イベントなどがたびたび行われていました。

そういった機会を通じて職場の様々な若手と接してきましたが、大まかな傾向としてなぜか男性の方が話す時に緊張したり気を遣ってしまい、気楽に接することができない場合が多いです。

一方、女性の方が安心して接することができる人が多いなと感じています。

このように、私は昔からずっと同性である男性が苦手だと感じ、そのことを不思議に思ってきました。

ですが自分がHSPだと知ってから色々と調べた結果、どうもこの特性は自分自身がHSPであることと深く関わっているらしい、ということが見えてきました。

以下、なぜHSPの男性は同性が苦手なのかを自分の考察も踏まえて述べていきます。

なぜHSPの男性は同性が苦手なのか

①男性特有のお互いをバカにし合うコミュニケーションが合わない

男性同士でコミュニケーションする時は、よくお互いを小馬鹿にしたような会話をします。

バカにし合うことが男のコミュニケーション法になっていると言ってもあながち間違いではないと思います。

もちろん本気で相手を傷つけたり、けなしたりすることを目的にバカにし合っている訳ではないですが…

非HSPの人にとってそのやりとりの中の言動は、言われても特に何も感じない言葉なのかもしれません。

しかし、HSPの私は相手を小馬鹿にする一言一言で心が傷つくので、そういった男性特有のコミュニケーションの輪の中に入るのが苦痛です。

②男性特有の競いたがる雰囲気が合わない

男性同士は何かとお互い競い合ったり、「自分の方がすごいんだ」とやたらと自分の優位性を誇示したがる傾向があります。

今時の言葉で言い換えれば「すぐマウントを取る」人が男性には多いです。

男は強くあるべき、という意識の表れなのでしょうか。私にはよく分かりません。

HSPの私は平和主義な性格なので、そういった男性特有の競い合う雰囲気が合いません。

③体育会系のノリについていけない

もちろん男性が全員体育会系という訳ではないのですが、男性だけで集まると不思議と自然に体育会系のノリになってしまいます。

一人でも体育会系寄りの人がいれば、その人に引っ張られて会話が体育会系のノリになります。

女性がいない空間だとみんな気を遣わなくなるからなのかもしれません。

そのような体育会系のオラオラしたノリは基本的にHSPが最も苦手とするものの一つだと思うので、こういったノリの中に入っていくことは私にはとても難しく、強い抵抗感があります。

④口調や言葉の遣い方が雑で嫌な気分になる

男性同士の会話では、「お前」「何言ってんだよ」「バーカ」「うっせえ」「黙れ」「キモッ」といった、非常に雑で汚い言葉が頻繁に使われます。

どうして男はこんなに汚い言葉ばかり使うのか、昔から理解できませんでした。

自分がその会話の中に入っていなくても、そういった汚い言葉が聞こえるだけで不愉快です。

繊細なHSPである私は、一つ一つの汚い言葉が心にグサグサと鋭く刺さり、嫌な気分になってしまいます。

⑤心理的な境界線が薄い

男性同士だと心理的な境界線が薄く、心の中にズカズカと土足で踏み込むような接し方をされたり、キツめの言葉を言われることも多いです。

HSPの私にとってはその距離感の近さが苦手です。

それに対し、相手が女性であれば最初から一定の心理的な距離感があり、お互いが「違う人間だ」という理解が前提となるので、思いやりを持って接し合うことになります。

その結果、落ち着いて安心してコミュニケーションを取ることができます。

同性が苦手な人間として、どう生きていくか

以上のような多くの理由から、私を含むHSPは自分と同性である男性が苦手なのだと考えられます。

この特性はHSPに由来する部分が大きい以上、そう簡単に直せるものではないでしょうし、無理に何とかしようとする必要もないと感じています。

では、同性が苦手な人間としてどう生きていけば良いのか?

同性が苦手という性質をどう生かしていくべきなのか?

①波長の合う男性とだけ深く接する

男性が苦手とは言っても、もちろん全ての男性が苦手という訳ではありません。

割合は少ないですが、中には話しやすい、接しやすい男性もいます。

私の経験的には紳士的で穏やかな性格、思いやりのある人と波長が合いやすいなと感じています。

そういった波長の合う人を大切にし、それ以外の多くの苦手な男性に対してはあまり深入りせず、一定の距離感を保って接する関係性で良いのではないかと思っています。

それは決して「逃げ」ではなく、自分の心の平穏を守るためにとても大事なことだと思います。

②女性の相談役になる

同性である男性が苦手な一方で、女性とは話しやすいことが多い。

その特性を生かそうとするならば、女性の相談役的な立ち位置になるのが良いのではないかと思っています。

以前、歌舞伎町の薬局で働く男性の特集をTVで見たことがあります。

その方は薬剤師として薬を処方するのはもちろん、夜の街で働く女性の悩みや愚痴を聞いてあげ、心の支えとしての役割も果たしていました。

夜の街の薬剤師という誰にも真似のできない唯一無二の立ち位置で、多くの女性を助けていました。

付かず離れず、深入りしすぎず、適度な距離感で親身に話を聞くその姿は、私のようなHSP男性が目指すべき一つの在り方ではないかと、私は思っています。

このように、女性の良き相談相手のようなポジションが、私を含むHSPの男性に向いているのではないでしょうか。

まとめ

今回の記事では、「HSPの男性はなぜ同性が苦手なのか」という理由に関して、私自身の経験と色々調べた結果を踏まえた考察を解説し、またその性質をどう生かすべきかについて私の考えをを述べました。

男性は苦手な一方で女性とは接しやすいことが多いため、その特性を生かして適度な距離感で女性を手助けするポジションが向いているように思います。

一般的な「男らしさ」からは外れるのかもしれませんが、これも自分の強みを生かした一つの在り方だと私は信じています。